チャレンジ・フォーラム

 超・久々の投稿です。
 本日(10/9),広島県主催のイベント「チャレンジ・フォーラム」に出演してきました。この取組は,広島県内の自治体職員がチャレンジ精神を発揮し,創意工夫をこらして,多様な主体と連携して取り組むまちづくり活動を,県内23市町から募集し,その中で特にいい取組をほめそやし,広め,そこから皆が学んでいこうというものです。私は,広島大学大学院の伊藤先生(広島を代表する社会科学者),スタジオLの山崎亮さん(情熱大陸にも出演された今をときめくコミュニティ・デザイナー)と一緒に応募事例から優秀事例を選定するとともに,イベントにてコメントを述べる役割をさせていただきました。
 応募事例はどれも,とてもユニークでチャレンジングでこちらが勉強するばかり。「じぇじぇ!」っていう感じです。その中で,特にキラリと光る「じぇじぇじぇ!!」の取組を選ばせてもらいました。選ばれた5事例が発表されるのが「今(日)でしょ!」ということです。そして,それを聞いた他市町の皆さんが今後は自分たちも頑張るぞ!「来年は倍返しだ!」という気持ちになって,それぞれの取組を進化させてもらえれば嬉しいな,ということを期待するものです。
 以下,私が会場でコメントしたことを記します。
1.「連携・協働」が目的でなく手段として位置づけられ,活用されることが重要。
2.目標とする「公共社会像」は,行政計画・方針の住民への押しつけでなく,住民や企業など個々のオモイ・ネガイ・強み・得意を引き出しながら,それを積み重ねる形で,みんなで創りあげることが大切。
3.市民主体・行政支援の形が一つの理想型だが,行政は後方に下がって何もしないのでなく,プレイング・ファシリテーターあるいはプレイング・コーディネーターの役割を果たすこと。
4.「広げ」型の連携・協働に注目するだけでなく,行政が市民生活の充実のために粛々とプロとしての役割を果たしていくことも重要。「深め」型,「極め」型といえるかも。
 これらが適切なコメントだったかどうかは,フォーラム参加者の皆さんの判断に委ねるしかありませんが,何かのヒントになったり,元気が出て来るきっかけになっていたら嬉しいです。
 それにしても,山崎亮さんの講演,面白かったなあ。実践内容も講演内容もしゃべりも勉強になりました。