シンポジウムの裏側

近々あるシンポジウムのコーディネーターを務めさせていただくのですが、昨日その主催者と業務を受託されているコンサルタントの方々とその進め方について打ち合わせました。主催者とコンサルタントの間でシナリオが綿密に固められ、コーディネーターが発する一言一句までシナリオに書き込まれ、「こういう結論に導いてください。」「結論を説明する時にスクリーンに表示するパワーポイント資料をつくりました。これでいいですか。」という説明も受けました。これなら「コーディネーターは形ばかりで、別に私じゃなくてもいいじゃん。」という感じのことを思わず言ってしまいました。行政のお偉方が出演されるので、そうならざるを得ないのかもしれませんが、あまりに予定調和すぎて笑ってしまいました。結局、結論は踏まえておくけれども、参加者のみなさんの当日の話を聞いて、それを現場でつみあげる形でまとめていきたいので、少なくとも結論に導く議論をする際にパワーポイント資料の表示はやめるということで了解してもらいました。やれやれ。