首長サミットとワークショップ

昨日、江の川文化圏会議の首長サミットがあり、その意見交換会のサポーターとして出席してきました。通常、首長サミットというと、各首長が自市町の紹介をして、議論の深まりのないまま終わり、特に聴衆はストレスだけ感じて帰るというパターンが多いのですが、今回は私の主張を通させてもらい、自市町の紹介はしない、過剰なシナリオ設定はしない、という方針のもと、各首長に前向きな思いやアイデアを自由に語ってもらい、それをKJ法やファシリテーショングラフィックの手法を用いて構造化し、まとめていくという手法を採用しました。昨年度は各市町の紹介だけで時間がすぎ、予め事務局で作った宣言文を唐突に読み上げるという、「こんなんでいいの?」というサミットでしたが、今年は各首長の自由な発言がそのまままとめに生かされ、それを受けて即興で提言「江の川文化圏会議の方向性と可能性」を最後にまとめることができました。即興ゆえ文章の練り具合は十分でないかもしれませんが、各自治体が主体的に参加し、発言し、決定していくプロセスこそが重要であり、そうでないと「死んだ」組織になってしまうと思います。江の川文化圏会議は再来年に設立20周年を迎えるとのこと。成人式を控え、国にある事務局主導でなく、各構成主体が自律的に考え、決定し、行動する組織としてさらに発展してほしいと思いました。
広島ブログ