アウラ

一昨日、香川県高松市での勉強会で京都の工芸職人・野々村氏のお話を聞きました。野々村氏は株式会社アウラ代表取締役。この社名を聞いて少しなるほど!と思いました。「アウラ」は「物体から発する微妙な雰囲気」をいい、思想家ベンヤミンは複製芸術ではないオリジナルな作品がもつ「崇高な」「1回きりのもの」と定義しています。これを理念として、ものづくりに取り組んでおられるわけですが、これはものづくりだけでなく、一人ひとりの人生、そしてその集積である「まち」づくりにも通底する理念だなと感じたところです。インターネット時代は複製時代でもありますが、だからこそアウラの意味が問い直されるのでしょうね。
広島ブログ