ローカル・ガバナンス

私が大学で担当している授業の一つが「ローカル・ガバナンス」です.従来の行政主導の地域計画,地域活性化だけでなく,自治体と企業,大学等研究機関,市民・NPO等多様な主体が連携・協力することにより,補完効果や相乗効果を発揮しながら,効果的・効率的なまちづくりを推進していこうという考え方及び実践手法です.これまで3回の授業では,まちづくりの歴史やこの考え方が必要とされる社会的背景などを学習してきました.本日からいよいよ本題に入りますが,本日は様々な主体が連携・協力するための組織化のあり方について授業を行います.自治体と企業,NPO・・・.それぞれ行動原理が異なるなかでどのように連携・協力するか.これは私がコンサルタント時代に悩み続けたことでもあります.学生たちとコミュニケートしながら,この問題を一緒に考えていきたいと思います.