気魄+脱力=気合?

3日は夕方から全日本剣道選手権大会の様子をTVで見ました。さすがに見応えがありますね。間合いの取り方,相手との駆け引き,しっかりとした打ち・・・。一つひとつが勉強になります。その中で一番感心したのは,ベテラン選手の「静かな気魄」です。気魄,闘志を前面に出し,思い切りかかっていく若手選手に対し,気魄や闘志を内に秘め(静かに闘志を燃やし),冷静に機会をとらえ,まっすぐに打ち込んでいく様子は,自分自身も年齢を重ねていく中で剣道でも人生でも今後目指すべき姿だなと感じたところです。それこそが「気合」なんでしょうね。そうした選手は構えも打ちも必要以上の力が入っていない。いい意味で脱力しているわけです。ひるがえって自分をみると,肩や腕,脚,頭の中までも無駄な力だらけ。剣道も仕事も・・・。もう一段上の高みを目指す努力,工夫をしないといけないな,と思いました。