「まちづくり」の体系化に挑戦中

私は大学卒業後15年間、社会・地域の現場で「まちづくり」に関わってきましたが、博士論文も一段落したこともあり、その「まちづくり」について学問的に体系化をしてみようという試みを始めています。徳山大学経済学会の教育貢献型研究の助成を得て、「地域づくり論の系譜と地理学における展開」という題目で研究を進めています。メインは既存研究のレビューになるのですが、1960年代以降の様々な関連論文を読むと面白いですね。また、現場で体験してきた「まちづくり」を当てはめて考えてみると、私自身の理解が深まります。たとえば、「まちづくり」と「町づくり」と「街づくり」。これらはそれぞれ使用されるニュアンスや場面が少しずつ違うようです。そして、この研究の中間報告を3/6の経済地理学会西南支部3月例会(於.熊本学園大学)で発表する予定です。さて、今日も文献を読もう!