「道」「愚直」と「効率」「利益」

 今朝のテレビ番組。久々に日曜朝の情報番組をみました。ある番組で特集していたのが日本の強みとしての「道」。「茶道」「書道」「柔道」「剣道」・・・・。ここまですればよし,何かすればそれに対する報酬を,という感覚でなく,常に高みや深みを求めていこうとする姿,そこから生まれるものに本当に価値があるのだと。そして,それが文化力が求められるこれからの時代における日本の強みになるのだと。確かに,その可能性はあるでしょうね。
 それは,近年の日本が求めている「効率」優先,「利益」優先の経営,ビジネスとは逆の考え方と言えるかも・・・。しかし一方で,道を求めていくことが価値創出につながり,それが結果的に益を生み出すことになるはず。
 研究や教育に求められるのはどちらかというと「道」であり,非効率であったり,愚直であったりすることが大切だと思います。まずは「道」「愚直」,そしてその結果として(決して金銭的だけではない)「益」を得るように考えていきたいですね。