ウェブログの定義

安芸高田からのコメント,ありがとうございます。都市と農村部ではブログに対する意識や活用方法も異なるのですね。
さて,ウェブログについて地理学的な立場から論文を書き始めようと考えています。そのため,論文の冒頭に記述する「ウェブログとは何か」ということについて書き始めてみました。

ウェブログweblog)という言葉は1997年に米国で初めて使用され,その後1999年に,ある個人が遊び感覚で「we+blog」と区切って使い始めたことをきっかけとして,ブログ(blog)という通称が広まった(ギルモア,2005)。ウェブログは(1)短い記事が集まっている,(2)時系列的に表示されている,(3)頻繁に更新されている,(4)同一(あるいは少数)の人物によって書かれている,(5)他の記事やページに多くのリンクを持つ,(6)ウェブログ専用ツールによって管理されていることに特色があり(武田,2004),具体的な専用ツールとして読者との交流を促進させるコメント機能やトラックバック機能,投稿記事の更新状況を要約して発信するRSS機能が標準機能として実装されている。三浦(2005)はウェブログについて,ウェブが登場して以来,個人が情報を受発信し,他者とのコミュニケーションを行うために最適化した技術であると評価し,一利用者として「自分史であり,他者とのインタラクションを交えた貴重な知的財産である。重要な他者とのネットワークを創発してくれる場でもある。そして,書くことによって自己を表現することによるカタルシスも精神衛生上大きな効果をもっている」と位置づけている。

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