絵が動いて見える理由

これも展示内容からの抜粋です。

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アニメーションは元々、1枚1枚がバラバラの絵ですが、それが動いているように見えるのはなぜでしょうか。その理由は次の2つがあります。一つは、何かのモノを見た時にしばらくはそれが光の刺激として目の中に残っているという、人間の生理的な体のはたらきです。これを「残像」といいます。バラバラの絵も連続してみることで、一つ前の絵が少しずつ目の中に自然と残っているので、それがスムーズにつながって見えるわけです。もう一つは、見る人の想像力です。バラバラの絵が動いているように見えるのは、バラバラの2枚の絵の間を見る人が想像しているからです。見る人の想像力が絵を動かしているのです。