創発×８００

昨年１２月に拙著『創発まちづくり〜動く・繋がる・生まれる〜』を学芸出版社から出版しました。そして一昨日，学芸出版社の担当者から「この１年間の全国の書店での売り上げは約８００冊でした」という連絡がありました。地方の無名著者が書いた本がこれだけ全国で読んでいただいたのはありがたいことです。これに著者８人が直接手渡した冊数も加えると，１１００冊を超えることになります。でも，出版社の営業面からいうとまだまだのようです。みなさん，まだ読んでいらっしゃらないようでしたら，ぜひご一読ください。
ところで，「創発」をテーマにする書籍も最近かなり増えてきたように思います。最近，私が読んだ本を４冊ご紹介します。
『複雑系と建築・都市・社会』（日本建築学会編，2005年，技報堂出版）
『創発型組織モデルの構築』（唐沢昌敬，2002年，慶應大学出版会）
『創発〜蟻・脳・都市・ソフトウエアの自己組織化ネットワーク』（スティーブン・ジョンソン著，山形浩生訳，2004年，ソフトバンクパブリッシング）
『創発する社会』（国領二郎編著，2006年，日経BP出版センター）