合併とまちの個性

昨日,岡山県高梁市の吉備川上ふれあい漫画美術館に行って来ました。この美術館は,旧川上町が「マンガ文化のまちづくり」の一環として建設したもの。この美術館を核に,ハード・ソフト両面からマンガのような明るいまちづくりを推進し,住民の意識向上や街のイメージアップに貢献してきました。しかし,高梁市との合併により,行政の決裁権限が旧高梁市にある本庁に移管したことや,財政的な制約から,旧川上町での自主的な取組みが困難になってきたとのこと。担当者も自身の意欲の低下を吐露しておられました。行政効率と個性あるまちづくり。特に旧町村単位の個性あるまちづくりは推進しにくくなっているのが実情のようです。