日本はなぜここまで壊れたか

一昨日と昨日、東京出張でした。出発前にJR広島駅の書店に立ち寄り、面白そうな本を探していると、マークス寿子著『日本はなぜここまで壊れたのか』(草思社)というタイトルの本に惹かれました。各章タイトルをみると、買い物に狂奔する日本人、全国が東京の郊外化、少子化対策はお笑い草、男のように生きたい女ばかり、議論もできない大学生ばかり、・・・、とかなり批判的なタイトルですが、読んでみると面白い。目の前の業務に追われるばかりで、くにとしての全体の方向、人としてのあるべき本来の姿を時に忘れかけそうになりますが、この本はそうした日常の中で、私の意識を覚醒し、進めていくべき方向性を暗示してくれたように思います。