芸術アニメと商業アニメと自生アニメ

18日(日)に広島国際学院大学主催の「アニメーション文化シンポジウム」がありました。そこで,同大学の谷口助教授がアニメをその性格に応じて3種類に分類されました。芸術性・文化性を志向する「芸術アニメ」,テレビ等で放送される「商業アニメ」,オタクやコスプレなどに象徴される「自生アニメ」。一口に「アニメ」と言っても,この3つは性格が大きく異なるし,愛好者層(顧客層)もかなり違います。何とかその融合を図り,「アニメーションのまち・広島」の発展方向を探ろうという趣旨のシンポジウムだったと思います。そのきっかけ(第1歩)としてはよいシンポジウムだったと思いますが,持続的な連携・協力体制の確立が必要だと感じました。「地域ぐるみ」の活動にしていくための仕掛け,仕組みが必要ですね。また,愛好者層(顧客層)に応じた個別(多方面)の展開を図らないといけないでしょう。また,何よりビジネスの仕組みを作らなければ,持続性は担保できないと思いました。