歴史や地形の学習がどうしてまちづくりに関係あるの?

昨日,広島経済大学の講義でのこと。祇園郷土史研究会の方に祇園の歴史をお話しいただいた後に,学生から質問を受け付けたところ,「このような歴史や地形の学習が,どうしてまちづくりに関係あるのか?」という質問を受けました。
それに対する私のコメントは「金太郎飴型か?世界に一つだけの花型か?」という切り口で説明しました。すなわち,従来のまちづくりは「東京に追いつけ追い越せ」の考えのもと,地域の歴史や文化を軽視して金太郎飴のようなどこでも同じハード中心の取組みを行ってきた。しかし,それでは人口や経済規模が大きいまちしか生き残れない。そうではなく,各地域がスマップの「世界に一つだけの花」のような様々な色の花を咲かせるためには,花の種を植える土地の性質(歴史や地形)をよく知り,それをよく耕し,オリジナルな種を植えない限り,オンリーワンの花は咲かない。また,オンリーワンでなければ,これからのまちづくりは生き残れないと・・・。だから,花を植える土である歴史や地形をよく知り,その性質(=地域性)に応じた種を選び,植えて,育てていくことが必要だと言いました。
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