坂町史の取材

昨日,坂町史「現代・地理編」の「行政」の章を執筆するための取材をしました。お一人は坂町長。文書だけではわからないまちづくりへの想いをお話しいただきました。もう一人は昭和26年から45年間,坂町に勤務された元職員の方。戦後の混乱期から高度成長期,バブル前後までの流れをくまなく把握しておられ,現代編の執筆をするのに貴重なお話をたくさんいただきました。その中で新鮮だったのは戦後まもなくから昭和43年まで続いた失業対策事業。戦後の引き揚げ者等の失業者対策として,行政が簡単な土木工事を日雇いで依頼する事業。当時の花形事業(予算規模も事業内容も)だったそうで,この担当になった職員はとても忙しかったそうです。また,雨の日には雨賃という支払方式もあったそうです。それがなくなった昭和44年からが真に戦後からの脱却といえる時期かもしれませんね。そうだ,私の生まれ年だ!
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