ローカルとグローバル

ローカルとグローバルは地理学における永遠のテーマの一つですが、インターネットの地理学的考察を行う上でこれも重要なテーマです。ケラーマンの書籍を読んでいますが、このテーマについてふれてあります。結論はローカルとグローバルに二分して捉えるのでなく、その構成要素であり、またつなぎ役である情報システムあるいは情報と知識に着目しながら、行為者の利用実態の立場からそれらを一体的にとらえる必要があるとの指摘でした。確かにそのとおり。しかし、ローカルとグローバル。その中間にあるメソスケールのローカルをどのように位置づけるか、あるいは捉えるかという視点が欠落しているように思えます。その辺りを特定地域に着目しながら丁寧に読み解く作業が必要だと思いました。
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