社会関係資本

最近,注目しているのが「社会関係資本ソーシャル・キャピタル)」の概念です。経済地理学で頻繁に用いられるので,経済分野を起点とする概念と思っていましたが,その提案者の一人とされるパットナムの『哲学する民主主義』を読むと,経済活動だけでなく,やや幅広い地域発展に向けた経済・社会活動全般に当てはまる概念なのだとわかりました。その実現あるいは充実に向けて,私が研究対象とするインターネットも貢献していると思います。この観点からの整理はありえるな,と感じています。