アーキテクチャの生態系

一昨日から昨日にかけての学会の行き帰りとホテルでの夜の時間に、徳山大学の同僚(社会学が専門)から借りた『アーキテクチャの生態系』(濱野智史著)という本を読みました。インターネットの発展と活用実態が、アーキテクチャ、つながりの社会性などのキーワードを軸に、わかりやすく書かれていて、とても読みやすく、また楽しい本でした。私の喫緊の課題でもある「サイバースペースとはどのような空間なのか」という問いに対して、いくつかのヒントを示してくれたように思います。これに加えて、東浩紀の「サイバースペースは何故そう呼ばれるのか」、ローレンツの『劇場としてのコンピュータ』を読んでいくことで、問いへの答えを理論的にもう少しはっきりさせていきたいと考えています。