人を残す

楽天が好調です。万年Bクラスから一転，リーグ戦を２位で終え，CSでまずはソフトバンクを叩きました。次はリーグチャンピオンをかけて日本ハムと対戦予定です。その過程で野村監督が退任するというニュースがありました。野村監督は寂しそうでしたが，「人を残すことはできたかな」というコメントには心を打たれるものがありました。
数年前に広島県呉市で野呂山を活かしたまちづくりに関わった際，地元で長年，山の保全に関わっておられるSさんからも同様の趣旨の言葉をお聞きした記憶があります。「金を残すのは下の下。名前を残すのは下の上。人を残すのが上の上」という言葉だったように思います（細かい表現は定かでありません。ご容赦を）。教育に関わる者として，また一人の父親として重たく，またとても意味のある言葉だと思います。
にわかに野村監督や野呂山の保全に関わるSさんのような心構えと実践ができるとは思いませんが，そういう気持ちを大切にしながら，日々の生活や仕事に向き合っていかないといけないなと，改めて感じた次第です。