卒業論文(その4)

 先週末までに出ました!出ました! 和田ゼミ4年生は全員無事,卒論を提出しました。これまでご紹介していなかったメンバーの卒論を簡単にご紹介します。
 陸上競技部のキャプテンは,日本とアメリカの大学スポーツの違いを分析しました。運営組織に着目し,日本では種目ごとに組織がつくられるのに対し,アメリカでは大学ごとに全種目を統括する組織があり,それが大学スポーツのプロモーションに重要な役割を果たしていることを示しました。
 山口県内の地域総合スポーツクラブに指導者として参加する陸上競技部の学生は,そのクラブの運営実態を参加中学生を対象とするアンケート調査と指導者を対象とするヒアリング調査の結果をもとにまとめました。
 また,広島出身で女子バスケットボール部に所属する学生は,広島にあるスポーツNPO法人トップス広島をとりあげ,その活動が広島県スポーツの振興にどのように貢献しているか分析しました。サンフレッチェ広島の事務所に行ってヒアリングをしたり,マツダスタジアム周辺で広島市民を対象としたアンケート調査も行いました。
 そして,周南市内のカラオケボックスでアルバイトをしていた男子学生は,その店のスタッフの役割と相互関係について,社会学者であるゴッフマンの演劇理論を用いて分析しました。スタッフ間の活発な相互関係と顧客第一主義の行動(演技)が,顧客にとって居心地の良いエンターテインメント空間をつくり出していると結論づけています。
 長くなったので,今日はこの辺りにして,あと一人については明日・・・。