卒業論文(その3)

 昨日も2本,卒業論文が提出されました。
 1本は長崎県の離島出身で陸上競技部所属の男子学生。出身地の離島で,人口減少に伴って地域スポーツ活動がどのように変化してきたのか,母校の生徒と社会人スポーツクラブのメンバーの合計60人近くにインタビューした結果をまとめています。
 もう1本は,島根県出身でバスケットボール部所属の女子学生。昨年,島根県に誕生したプロバスケットボールチーム「島根スサノオマジック」の設立過程と,地元定着を図るための課題について整理しています。5団体へのインタビュー,300人以上を対象とするアンケート調査を精力的に行った点は評価できます。
 すでにお気づきかもしれませんが,今年度の和田ゼミ4年生はほとんどが体育系クラブに所属するアスリートでもあります。そのため,スポーツを研究テーマにかかげる学生が多いです。ただ,そこに「地域」という視点を持ち込んでいるのが和田ゼミの特徴です。また,基本的には,徳山大学の立地する山口県周南地域か各自の出身地を研究対象とすることを勧めています。そうでないと,自分の足で情報を得ることが困難ですから・・・。