インドの地方映画

 インド映画といえば歌と踊りが満載で海外にも配給されているボリウッド映画をイメージしやすいですが、インドの映画は多様です。言語別にさまざまな映画が製作され、言語圏別に映画市場圏が形成されているといってもいいようです。ムンバイ(ボリウッド)で製作されるヒンディー映画以外に、チェンナイ(コリウッド)で製作されるタミル映画、バンガロールで製作されるカンナダ映画、ハイダラバードで製作されるテルグ映画、ケララ州で製作されるマラヤーラム映画などがあります。これらはそれぞれテイストやメッセージに違いがみられるようです。
 これらのなかで、カンナダ映画とテルグ語映画は、デジタル化が進む映画界にあって、IT産業が活発な都市で製作されているという特徴が共通しています。この点は非常に興味深いですね。今後、映画制作とIT企業にどんな関係があるのか、しっかりと調べていきたいと思います。