「道」「愚直」と「効率」「利益」

 今朝のテレビ番組。久々に日曜朝の情報番組をみました。ある番組で特集していたのが日本の強みとしての「道」。「茶道」「書道」「柔道」「剣道」・・・・。ここまですればよし,何かすればそれに対する報酬を,という感覚でなく,常に高みや深みを求めていこうとする姿,そこから生まれるものに本当に価値があるのだと。そして,それが文化力が求められるこれからの時代における日本の強みになるのだと。確かに,その可能性はあるでしょうね。
 それは,近年の日本が求めている「効率」優先,「利益」優先の経営,ビジネスとは逆の考え方と言えるかも・・・。しかし一方で,道を求めていくことが価値創出につながり,それが結果的に益を生み出すことになるはず。
 研究や教育に求められるのはどちらかというと「道」であり,非効率であったり,愚直であったりすることが大切だと思います。まずは「道」「愚直」,そしてその結果として(決して金銭的だけではない)「益」を得るように考えていきたいですね。

ブログとSNSと近況

 Facebookを始めてからブログ更新頻度が大幅に低下しているここ半年です。FacebookなどのSNSセミクローズドな情報交流空間,ブログはオープンな情報交流空間だといえると思いますが,両方を使い分けながら継続していくのはなかなか大変ですね。みなさん,どのようにして使い分けておられるのでしょう。これにTwitterが加わると,さらに大変ですね。インターネット上での情報の発信・交流の必要性は言うまでもありませんが,そればっかりに時間をとられていても仕事やリアルなコミュニケーションができなくなりますからね・・。
 ちなみに,前回の投稿以降,私は次のような活動をしながら時間を過ごしてきました。
 10/26 やまぐち総合ビジネスメッセ(徳山大地域連携センター出展)
 10/27 周南まちづくりコンテスト表彰式
 10/27-28 周南市大津島でゼミ合宿(山口大・九州国際大と合同)
 11/6 西京銀行で講演
 10月後半-11/10 投稿論文の修正と再投稿
 11/11-16 シンポジウム論文(趣旨説明と総合討論)執筆
 11/19-21 来年の国際学会のための発表要旨作成(English!)
という感じで,あっという間に時間が過ぎていきます。また現在,山口地理学会の学会誌に投稿する論文を執筆中です。今年の執筆の努力が来年に公表される結果となって顕れればいいのですが・・・。

大津島へGO!

 和田ゼミは昨年度から,やまぐち中山間地域づくりサポートセンタ―の支援を得て,周南市沖の瀬戸内海に浮かぶ離島・大津島で現地活動を行っています。今年度も10月27日(土)と28日(日)に活動を行います。これについて昨日,周南市中山間地域振興課を訪ね,当日の作業等について打ち合わせてきました。今回は,JA周南主催のウオークイベントに合わせて,大津島産の野菜等即売,大津島クイズの出題,大津島活性化策案の聞き取り,の3つの活動を行います。また今回は,山口大学地理学教室メンバーと九州国際大学「地域づくり実習」受講者の参加を得て,3大学合同で活動します。学生たちにとっていい思い出,そして学習機会になるとともに,少しでも地域に貢献できればいいな,と思います。
 ちなみに,今年2月に行った活動の様子は周南市サイトに以下のように掲載されています。
http://i-8996-ozsima.jugem.jp/?eid=105

地理科学学会シンポジウム

10月20日に開催される地理科学学会シンポジウムのポスターDATAを学会事務局からいただきました。「デジタル時代の情報生成・流通・活用」・・・固そうなテーマですが,アニメやキャラクターも出てくるシンポジウムです。ご関心のある方はぜひご参加ください。また,情報拡散(シェア)大歓迎です。

徳山大学の地域連携活動

昨日(23日)の中国新聞(山口版)にご注目ください。中国新聞さんは今年1月から「地域と大学 紙上レクチャー」と題して大学と地域社会の関わりについて連載記事を掲載しておられます。1月からずっと山口県立大学がとりあげられてきましたが,昨日から週1回,20回シリーズの予定で徳山大学がとりあげられます。昨日は徳山大学の地域連携センター業務に関わる私がトップバッターを務めました。
徳山大学の各分野における地域連携活動とそれに関わる先生や学生が紹介される予定です。ご関心のある方はぜひご覧いただき,ご感想やご意見をお聞かせください。
なお徳山大学地域連携センターの活動は,徳山大学サイトの「トップページ」→「地域・企業の皆様へ」→「地域連携センター」と進んでご覧ください。
http://www.tokuyama-u.ac.jp/

現代インド研究会

 8月10日(金)に広島大学で開かれる現代インド研究会にて,研究発表を行います。発表タイトルは「映画に関する地理学的研究の動向とインド映画産業の特徴」です。ハリウッドをはじめとする世界の映画に関する地理学における研究成果をレビューするとともに,そこで得られた研究視点を踏まえて,インド映画の産業的・空間的特徴を概説しようと考えています。2月に行ったインド現地調査の成果もご紹介する予定です。ご関心のある方はご参加ください。どなたでも聴講可能です。
 詳しくはこちら↓
 http://home.hiroshima-u.ac.jp/hindas/20120810_m2.html