徳山大学論叢に拙稿掲載
徳山大学経済学会は毎年2回,論文集『徳山大学論叢』を発行しています。このたび,第74号が発行され,私が投稿した2本の論文も掲載されました。
1本は「広島都市圏におけるスポーツ用品店の立地動向」と題する論文で,今年3月に徳山大学を卒業した和田ゼミ生・百本君が書いた卒業論文を和田がリライトする形でまとめました。広島都市圏において,交通基盤の整備と大型SCの郊外立地が進む中で,スポーツ用品店が中心から郊外へ,一般専門店から量販専門店へと軸足を移してきた過程を示しました。
もう1本は「コンテンツを活用した地域振興ーメディア・コンテンツとリアルスペースの相互関係ー」と題する論文(英文)です。科学研究費補助研究の一環として作成したもので,日本において漫画やアニメ,映画,ゲーム,音楽などのコンテンツがどのように地域振興に活用されているか,その実態を地理的観点から整理してみました。
これらは全文PDFが徳山大学経済学会のウェブサイトに掲載されていますので,ご関心のある方はご高読いただき,ご感想やご意見を頂戴できると幸せます。
http://www.tokuyama-u.ac.jp/local/lab_seeds/eco_academy/70-79.html
コンサル経由大学行き
本日,大学時代に所属していた剣道同好会の先輩をFACEBOOKで発見し,恐れ多くも「友達申請」をさせていただきました。その先輩は,大学卒業後に某省庁の外郭団体に勤務されていましたが,そこに勤務しながら大学院で博士号を取得され,昨年4月からとある大学で准教授をされていました。
誰かと同じような経歴・・・。そうです。私と同じような経歴でした。外郭団体と民間企業の違いはありますが,地域づくりの計画策定やアドバイス,事業支援などの仕事を経験してから,実務経験をベースに博士論文を作成して博士号を取得し,大学で研究・教育を行うという点は全く一緒。現場と大学とではいろいろと違うことが多く戸惑うこともあるのですが,私と同じように,実務経験を生かしながら,また実務経験を体系的に整理してきたことを生かしながら,大学教員として活躍しておられる先輩が身近にいらっしゃったことを心強く思いました。励ましのメッセージもいただいて,気を入れ直しました。
ということで,今日は昼間は授業2つ(「地誌学」「経済地理学」)と映画研究に関する英語論文の読み込みを行い,放課後は大学時代の剣道同好会の先輩とFB上で再会したことから(?)剣道部の稽古に参加してきました。久々に稽古した2年生が1年の時よりかなり進歩していたのがうれしかったです!! 勢いに乗って(?),剣道部顧問の先生(7段)にも稽古をお願いしました。「打たれて感謝」ばかりでしたが・・・。
中山間地域の元気創出
昨日(19日),やまぐち中山間地域づくりサポートセンタ―から和田ゼミに対して「平成24年度中山間地域元気創出若者活動支援事業助成金交付決定通知書」(長い!)が届きました.この事業は,山口県内の中山間地域に大学生等が出かけていき,地域づくりのお手伝いをする活動に対して,やまぐち中山間地域づくりサポートセンタ―から助成金が交付されるものです.
和田ゼミでは平成23年度からこの事業を活用して中山間地域に出かけています.そして,平成24年度もこの事業を活用して中山間地域に出かけていくことが決定したというわけです.
今年度は昨年度に引き続き周南市の大津島地区を訪ねます.地域の皆様が策定された地域ビジョンに基づき,島内のさまざまな地域資源を再生するための活動を行います.実施予定は10月.今年は山口大学や九州国際大学とのコラボレーションも検討中です.
こうした事業を通じて,周南市の中山間地域が少しでも元気になるとともに,それに参加する学生たちが何かを感じてくれれば,何かを学んでくれればいいな,と考えています.
やまぐち中山間地域づくりサポートセンタ―のページはこちら↓
http://www.yamaguchi-chusankan.jp/list-wakamono.html
また,平成23年度の和田ゼミの大津島での活動状況はこちら↓
徳山大剣道部
私はときどき徳山大学剣道部の稽古に顔を出させてもらっています。私自身の稽古にもなりますし、何より学生たちが頑張っている様子を見るのはうれしいことです。
5月以降に行われた試合で、徳山大学剣道部から2人の全国大会出場が決定しました。一人は1年生の福間君。松山市で開催された中四国学生剣道選手権大会(個人戦)で3位に入り、7月7・8日に東京・日本武道館で開催される全日本学生剣道選手権大会に出場することになりました。もう一人は3年生の藤井さん。7月16日にやはり東京・日本武道館で開催される全国都道府県対抗女子優勝大会に山口県チームの一員として出場することになりました。彼らには東京で悔いの残らない試合をしてきてほしいと思います。
彼ら以外にも頑張っている剣道部員はたくさんいます。勝負には時の運もあります。試合結果だけに一喜一憂せずに、試合から学んだことを日々の稽古、日々の生活に活かし、さまざまな面で成長していってほしいと思います。
徳大剣道部の最近の状況は徳山大学サイト(新着情報)をご覧ください。
http://www.tokuyama-u.ac.jp/
坂町史(通史(現代)・地理編)刊行
6年ぐらい前から関わってきました広島県坂町の町史(通史(現代)・地理編)の執筆活動。6月1日に坂町から刊行され,昨日(8日)私の自宅にも届きました(徳山駅近くで飲んでいて,帰りは午前様だったので,実際に目にしたのは9日ですが・・・)。広島修道大学のK先生と共同(分担)して,広島市近郊にある「小さくても光り輝く町・坂町」の戦後から現在までの様子を町史にまとめました。
私が担当したのは,行政,教育,農業・水産業の3章。大都市近郊にある小さな町が,戦後からのさまざまな情勢変化に対応しながら,行政の舵取りを行い,人材を育成してきたこと,そして都市化が進展するなかでの農業と水産業の変化についてまとめさせていただきました。
町史執筆は私にとって初めての経験で,執筆しながらいろいろ勉強させていただきました。町史は,町民の皆さんがふるさとを見つめ直し,場所(郷土)愛を育む機会になれば幸いですし,学術活動でも参照していただければ幸せます。
ご関心のある方は,坂町役場ホームページをご覧ください。
http://www.town.saka.hiroshima.jp/sakacho/
ハリウッド
私がインド映画を研究していることは以前に書いたと思いますが、その参考にしようと思い、最近、世界の映画の都・ハリウッドに関する本を読みました。
なぜニューヨークでなくカリフォルニアに映画産業が集まっているのか? ロケ等に必要な広大な土地と晴天の多い気候が主因のひとつのようですが、エジソンから離れる(エジソンの影響を受けない)こともカリフォルニアに映画産業が集積した理由と知りました。面白かったです。
もう何冊かハリウッドに関する本や論文を読み、それを踏まえて、インド映画、特にその中心地であるボリウッドについて研究を深めていきたいと思います。8月にはボリウッドについて研究発表することになりました。頑張ります。
地域貢献研究
徳山大学地域連携センターが企画・実施する「平成24年度地域貢献研究」の実施プロジェクト(2件)が決定しました。大学の持つ研究機能を地域の課題解決に役立てようという事業であり,今年度で4年目になります。
どんな研究プロジェクトが採択されたか,ご関心のある方は徳山大学サイトをご覧ください。
http://www.tokuyama-u.ac.jp/