サイバースペースと現実空間の関係

昨日読んだ,グラハムの『The end of geography or the explosion of place? conceptualizing space, place and information technology』では,サイバースペースと現実空間の関係という視点に関して,情報通信技術が現実社会をどう変えるかという命題に対して,1.現実空間の代替・圧倒,2.現実空間との共変化,3.現実空間との再結合という3つの仮説を提示しています。このうち,現実空間の代替・圧倒の視点は技術決定論的,楽天的であるとして批判し,2および3の視点の重要性を強調しています。これらについて,さまざまなメディアを介したコミュニケーションの事例分析を通じて,例証していきたいと考えています。
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