まちづくりに助成金は必要?

 昨夜,周南市中山間地域振興の一環で実施しているまちづくり団体等への助成金事業について,応募案件が助成対象として適当かどうかを審査する会議があり,審査委員の一人としてこれに参加してきました。応募案件はコンテンツを活用して中山間地域の物産販売を促進しようというもので,着眼点はとてもユニークでした。
 審査終了後に,委員と事務局(市役所)の担当者で,まちづくり活動への助成制度の必要性や是非について意見交換を行いました。活動の立ち上がり段階,特にまちづくりの計画策定などを支援するのに助成金はあってよいと思われるが,具体的な活動を行う段階,特にコミュニティビジネスを進める段階では助成金よりも他の支援方法があってよいのではないかという意見が大勢を占めました。
 具体的に,事業化に向けたコンサルテーションを行ったり,具体化に向けてパートナーを紹介したりするコーディネーションあるいはプロデュースの機能(支援)が求められているのではないかという意見があり,私もそれに賛同しました。金の切れ目が活動の切れ目になる例は,これまでもたくさん見てきています。そうならない支援のあり方,協働のあり方を検討していくことが必要でしょうね。みなさん,いかがお考えですか?